1973年8月21日六本木「俳優座」でのライブ
デビュー前のオーディション・テープとなったものを
東宝レコードが1978年にレコード化

紙ジャケット・シリーズ(2002年末リリース)には
ボーナス・トラックとして、4曲目に「泳ぐなネッシー」を収録


 Songs

1 おまつり(やっぱりおまつりのある街へ行ったら泣いてしまった)
2 空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ
3 中村君の作った曲
4 一触即発

 Album Credit

DAIJI OKAI (Drums)
HIDEMI SAKASITA (Keyboard)
KATSUTOSHI MORIZONO (Guitar & Vocal)
SHINICHI NAKAMURA (Bass)

Produce 四人囃子
Executive Produce SHINJI HINOKI
Cover Design TOMOAKI YOSHIHARA

Lyrics

おまつり
(やっぱりおまつりのある街へ行ったら泣いてしまった)

末松康生作詩/森園勝敏作曲

なにもすることがなくて
なにもすることがなくて
おろしたてのバラ色のシャツきて
おまつりのある街へ
その街にはいつもおまつりがあるのさ

みんな輪になっておどる
みんな輪になっておどる
おれもおどろうとしたけど
誰かの足をふんづけて
しようがなしにみんなの匂いを
かいでまわってたのさ

みんなで一つずつ 歌を唄うことになって
みんなはもちろん 彼女のことを歌ったのさ
おれの番がやってきて
あのこのことを唄おうとしたけど
文句を忘れてフシだけで唄ったのさ
そしたらみんなはおこって
おれの頭をなぐりつけたのさ

なにもすることがなくて
なにもすることがな〈て
おろしたてのバラ色のシャツも
もうやぶれそう
やっぱりおまつりのある街へ行くと
泣いてしまう

空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ

末松康生作詩/森園勝敏作曲

星も出ていない夜に
弟と手をつないで
丘の上に 立っていると
音もなく 静かに
銀色の円盤が空から
降りてきたんだ

空飛ぶ円盤が本当に来たよ
空飛ぶ円盤が本当に来たよ
ちっとも待たせなかったろうって
円盤は得意そうに そう言ったよ

映画に出たことのない人は
乗せてあげられないって
円盤はすまなそうに
そう言ったよ
でも弟は一度だけ 映画に
出たことがあるのサ

*空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ 
空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ 
いつか映画で見たように 
後はすすきが揺れるだけ

*Repeat

中村君の作った曲

中村真一作詩・作曲

別に何んにも 教えなかったけど
別に何んにも 残さなかったけど
これでいいと Oh・・・・・


でもちょっとばかり 永すぎた
俺の生きた愛が

別に何んにも 教えなかったけど
別に何んにも 残さなかったけど
これでいいと Oh・・・・・
*くり返し

今日あかします
おふくろがいつも言っていた
おまわりの世話だけにゃなるなって
でも一度だけ 世話になったよ
いやな奴に なりたくなかったからさ
いやな奴に なりたくなかったからさ

別に目印なんか 残さなかったけど
別にカタチなんか なかったけど
これでいいと Oh・・・・・

でもちょっとばかり 永すぎた
俺の生きた愛が

一触即発

末松康生・森園勝敏作詩/森園勝敏作曲

きもちのいい夕方に
ボタンの穴から
のぞいたらくしやみなんて
出そうになって
アー空がやぶける
アー音もたてずに アーア・・・・・

あの青い空がやぶけたら
きっとあの海も
せり上ってくるにきまってる
アー空がやぶけて
アー声もきこえない アーア・・・・・

あの青い空がやぶけたら
きっとあの海がせり上って
そうなったら地は走り 風はおちてしまう
アー空がやぶけて
アー声もきこえない アーア・・・・・

そうなったら
もうおしまいだ
だってオレはキンピカの時計をもって
よろこばなけりゃならないんだ

もうちっともこわくなんかないさ
あの空のさけめから
あいつが降りてきたって
もうとってもいい気分さ
キンピカの時計がいったいどうしたって
みかん色の雲がすごい速さで
みんなを乗せて
みどり色の星へと


「'73 四人囃子( - extended version - )」  紙ジャケット・シリーズ(2002年末リリース) 収録内容

1、CD (CDのレーベル面は オリジナルLPのレーベルを再現)
2、紙ジャケット (オリジナル復刻、再現オビ付)
3、ライナー・ノーツ (オリジナルを完全復刻、4つ折り)
4、新規ライナー・ノーツ (岩本 晃市郎、4つ折り)