1973年10月刊行のアマチュア雑誌
「 Out of Time 」(ガリ版刷り) 四人囃子コンサート評 四人囃子インタビュー <資料提供 : 浦和ロックンロール・センター 高沢正樹 さん> |
Out of Tme(略称O某) No.3 昭和48年10月10日 |
はじめに
O某も少しは有名になったのか、近頃よく訊ねられるのはO某とは何か、どういうことをやっている雑誌なのか、ということである。そこで、O某をちゃんと読んで下さっている方には繰り返しで申し分けないのですが、今一度編集方針などを述べてみたいと思います。 (中オ) |
(目次部分) Out of Tme No.3 Vol.T(季刊) 秋季号 昭和48年10月10日
コンサート評 四人囃子(!) 4 柿沼、原島、関谷、中オ ■バックナンバー紹介 ★創刊号 昭和48年3月22日発行 ★第2号 昭和48年6月18日発行 ・編集/中尾重晴 OUT of TIME(略称O某) |
四人囃子コンサート評 |
--------------------------------- MIRAGE of 四人囃子 ■出演 Loo 「Loo」は意識先行型でまだまだ。 (中オ) |
四人囃子 ----------------------------
この日の出しものは「ジプシー・ブラッド」「寺田十三夫と信天翁」「四人囃子」。スケジュール表にはジプシー・ブラッドが入ってなかったので、ああこれでは四人囃子の演奏時間が削られてしまうと余計な心配をしながらヒゲのベーシストばかり見ていた。でも結構ノルじゃないの。それにベーシストがいい。 (柿沼) |
四人囃子インタビュー(特集表紙) |
四人囃子インタビュー特集の表紙 生カラー写真添付 |
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よにんばやし /
(注:囃子サイト)坂下の名前が間違っていますが |
四人囃子インタビュー |
インタビューと言うのもおこがましいのですが、座談会が行われたのは9月1日、午後4時から約2時間新宿のルノアールにて。出席者はマネージャー (M) の岡井さん、以下登場順にキイボード (K) 、ドラム (D) 、ギター (G) 、そしてベース (B) の5人、O某からは、柿沼、原島、中オの3人。 -- 「Mirage of
四人囃子」の時の照明は自分たちでやったんですか?それとも... -- 作詞、作曲はだれが -- 歌詞と曲とどちらが先ですか? -- 日本語を曲にのせる場合 -- リーダー -- ケンカしますか?
-- 日本語のオリジナルをやるようになったのは?
-- きっかけみたいなものがありましたか?
-- 例えば、その頃だと日本語で歌うべきか英語で歌うべきか問題になった時期でしょう
-- ネッシーのなんとかいう曲(注)は (注)泳ぐなネッシー
-- 日本語でやるようになって観客の反応はどうですか?
-- 印象に残ったステージ
--
日本だと、無名のグループが幾ら良い演奏をやっても、名のあるグループをくうということは少ないんですが、どんな客層の時が一番やり易いですか?学園祭とか... --
あの、学園祭の場合、ギャラはどういう風になってるんですか? --
“ Mirage of
...”を見るとグループとしての音が、ある程度確立されたと思うんですが、今後サウンド的にはどんな方向へ、例えば日本でいうなら、コトバを大事にするはっぴいえんど型と、コピーからストレートに外国と張り合おうとするフライド・エッグ型とあるわけですが、四人囃子の場合は、折衷的な方向だと思うんですが、向こうから吸収するものがなくなった場合は...? --
練習場のことですけれど、定期的にやれるところなんてありますか? --
練習量は大体どれくらいですか? --
ショーアップしたステージていうのはどうですか。“ミラージュ・オブ・四人囃子”みてもメンバー自体のアクションが少ないですね。だからせっかくストロボ使っても、効果が減じている。
-- 今、例えばステージにしてもトータルなのって流行ってますよね、ああいうステージやってみたいですか?
-- この前のは、やっぱりそういうあれでしょ、ある程度。
-- また俳優座で演奏していきますか?
-- ギターは、エレキを持つ以前は、クラシックとか何かやっていましたか? --
最初からエレキですか? --
メンバーがロックをやりはじめたきっかけ?
-- 四人囃子という名前はだれが? --
結成は70年5月ですか?
-- グルーピィなんてもういますか? --
あの、レコーディングのことですが、LPですかシングルですか?
-- 話はかわりますけど、メンバーの趣味とか好きなものは? |
-- 外国へ公演したいと思いますか? --
やっぱり世界的にレコードを売ってみたいとか、最終目的として
-- その場合、日本語でできると思いますか?
-- ええ。フラワーなんか、カナダへ行った時は大部無理したんでしょう。 --
ああいうやり方はどう思いますか?
-- 日本のミュージシャンはみんなロンドンとか、憧れるんですけど、行ってみたいですか?
-- 僕の偏見からいってもやっぱりそう思います。
-- そうですね、前、日比谷でみた時、キャロルが出て、外人がしらけてテリブル!とか言ってたんだけど、フラワーが出てきたらマジメに聴いてました。
-- そういうことは今まで別にない?
-- 親しいグループは?
-- 日本のグループは少し売れてから長つづきしないんですが、四人囃子はどうですか?
-- けどやっぱり、長く続く可能性はありますか?
-- メンバー・チェンジは?
-- 僕の知人で昔ギターやってた奴がいまして、一時期はジャンジャンとか野音に出たりしたんですが、
-- いや、今はやってないです、就職です。
-- そうですね。
-- 機材はどうなさってるんですか?
-- まだ地方なんか行きますと、結構根強い人気がありますし、地方公演なんかでやれといわれれば、やりますか?
-- いわゆるロックンロールてのは?
-- ロックをやるにあたって、ブルースってのは基礎的なものだと思うんですが、コピー段階ってのは必要だと思いますか?
-- 外国にはクラシックの伝統があるんですけど、外国のバンドには自然と備わってるわけですよね。ある程度。そのハンディキャップは感じますか?
-- そういうものは後天的に補うことは出来ると考えますか、それとも、次の世代を待たないとダメとか。
-- 経済状態はなんとかやっていけますか?
-- ビートルズくらい金がないと、誰も満足しない(笑)
-- 地方の公演はディスコが多いんですか?話は変わりますが。
-- 昨日はアシベで
-- ディスコの方がやり易いですか?
-- 時間はだいじょうぶですか?
-- 放送や雑誌は日本のバンドをあまり扱わないけど、それは四人囃子が日本で活動するのに障害になりますか?
-- メンバーの好きなアーチストは?
-- 嫌いなギターとか、そういうのは?
-- 最近の来日アーチストで面白いのありましたか?
以上、インタビューの大体半分位。インタビューというより雑談の時間の方が長かったみたいですが、なるべく編集を避け、枝葉末節まで掲載するよう努力してみました。 |